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「転妻~てんつま~」ってご存知ですか? 3

家族や夫婦の在り方


長野県在住の転妻のみなさん、いかがお過ごしですか?
転勤族というと「家族」や「夫婦」の在り方が、時に重要になるかと思います。
最終回の今回は、「我が家の在り方」を作ってきたエピソードを紹介します。

一人目の出産


一人目の出産は迷った末、里帰りせず、多忙な夫と乗り切ることを選択しました。
当時住んでいた伊那市では、産後ヘルパーという制度がありました。
私の場合、「県外出身者であり実母がすでに他界している」という理由で利用許可がおりました。

週に、2~3日来ていただいていたと記憶しています。
ベテランのヘルパーさんで、冷蔵庫にあるもので昼食と夕食用に料理を何品も作ってくださり、余った時間でお風呂などの掃除。
私が、「寒いなあ」とつぶやくと、「上着を買ってきてあげましょうか?」と。
あの時は、ほんとうに嬉しかった!

その他にも、義母が市外から週に一度、泊まりで来てくれたり、実家から応援隊が来てくれたり。
週末は自分たち何とかでやりくりし、そうして、初めての産後1か月を乗り切ったのでした。
「転妻~てんつま~」ってご存知ですか? 3




孤独感と、家族の支え


初めての育児、頼れる身内は近くにいない、夫は多忙、と、どんどん不安は増すばかり。
当時、ベビーカーを押しながら買い物をしているとき、おばあちゃんらしき人と、楽しそうに過ごす他のママと赤ちゃんを見て、涙が出るほど羨ましくなったものです。

しかし、中々ゆっくりはできない夫だったからこそ、里帰りせずに一緒に過ごしてよかったのかもと、今となっては思います。
夜中、泣きながら授乳する私の背中を、夫がさすってくれた時の安堵といったらありませんでした。

子どもが病気をしたときには、関西に住む兄嫁に電話をして、大号泣したこともありました。
「赤ちゃんも泣いてるやん。泣いてるゆうことは、生きてるってことやから。大丈夫や。」
と、その時言ってもらった言葉は、今でもよく思い出します。

ママ友の存在も支えに


マタニティービクスで知り合ったママ友の存在も、私の支えでした。
お互いの子ども達が、外出ができるようになってからは、だんだんと行動範囲も広がっていきました。
時には、ママと赤ちゃんたちの大所帯で、温泉旅行へ出かけたことも。
一緒にいることで、不安や孤独感も薄らぎ、本当に、ママ友の存在には救われたなと思います。


思い出深い入学式


卒園後、娘の入学式のタイミングで転勤になったこともありました。

あわただしく引越しをすませ、まだ荷物の片付かない中。
入学式の前夜になって突然、娘が「学校でうまくできるか、こわい」と震えだしたのです。
引越し先の新しい寝る部屋にも、泣いてしまって入ることができず、そのままソファで娘を抱きしめながら寝かしつけました。

翌日の入学式。
何気なく各幼稚園からの祝電掲示を見ていると、娘の卒園した幼稚園から祝電が届いていたのです。
当然、「私1人のために、送ってくれた!」と娘は大喜び。そして私も・・・
全員に送っていただいているのだ、とは思いつつ、本当に嬉しくてほっとして、涙がこぼれました。
家族で頑張ろう、と励まされた瞬間でした。
「転妻~てんつま~」ってご存知ですか? 3




夫婦の合言葉「チーム○○でがんばろう」


我が家では、転勤のたびに夫婦で掛け合う合言葉があります。
それは「チーム○○(名字)でがんばろう」

赴任先での人との出会いや繋がりは、いつも支えになり感謝でいっぱいです。
だからこそ、転勤後ふと落ち着いたときの寂しさや疲労感はもっといっぱい。

そんな時、全部をまるっと受け止めて「チームでがんばろう」という夫との合言葉は、心のささくれをそっとなで戻してくれるように感じます。
そして、夫婦の絆も深まったように思います。
疲れて余裕のなくなった時には、ためしに夫婦で、言葉に出してみてくださいね。

おわりに


私の選択が、すべての転妻のみなさんにとって最良の選択とは思いません。
里帰りして、いっぱい甘えたっていい。(だって実母と赤ちゃんと一緒にスーパーに行けるんだもの!)
単身赴任を選んだっていい。(だって落ち着いた環境で育児できるんだもの!)

どんな環境を選択しても、夫婦で足並みそろえ、家族でチームとなり、ハッピーな毎日を過ごせますように。
私も笑顔で、前に進もうと思います!

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この記事を書いた人
三村あかね (みむらあかね)
「転妻~てんつま~」ってご存知ですか? 3
岐阜県関市出身、長野県上田市在住。二児の母。
ピアノ・リトミック講師。夫の転勤に伴い県内各地を転居しながら、自身の仕事や出産育児を経験。学びつながるよろこびを大切に、家族の暮らしを楽しんでいます。また音楽教育を通して、聴く耳と感じる心、自立と自律を応援しています。

なのはなピアノリトミック
http://ameblo.jp/mia-piano/


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